神をも恐れぬ蛇眼砲?週刊スネイクアイズが無神論者に人気
週刊スネイクアイズ 無神論者中心に人気
6月に始祖神の熱愛疑惑を報じた週刊スネイクアイズが、無神論者を中心に人気を集めている。
始祖神スクープから継続して神々を追跡
週刊スネイクアイズは、6月に始祖神の熱愛スクープを報じた。反響は大きく、その後も神々の追跡取材を続けてきた。
取材の対象は始祖神にとどまらず、自然7神のすべての神々に及んでいる。
神々のプライベートのぞき見る 蛇眼砲と話題
これまでにスネイクアイズが報じてきた神々の私生活は、水神のアイス買い食い、雷神のノーメイク散歩、地母神と妻巫女たちの会食など。神々だけでなく、帯同していた祭司たちも盗撮されている。
これらの取材は当然神罰の対象になりうるが、神々のプライベートを覗き見たいという人々は多い。神々を追跡取材し始めてからの同誌の売り上げはうなぎのぼり*1である。
商業的に成功し続けている限り、彼らが取材をやめることはないだろう。
英雄視する一部無神論者も出現 「危険な兆候」と専門家
翻って、神罰を恐れぬ取材姿勢を評価する声も上がりつつある。一部の無神論者は、スネイクアイズの取材手法を、「勇気がある」「自立した人間の鑑」「神々への蛇眼砲」などともてはやしている。
このような人々が出現したことに対して元祭司のS氏(研究名ではなく、仮名)は、
「神々の信奉者になるかどうかは人々の自由だ。しかし、信じていないものや支持しないものに対して、いちいち突っかからなければ気が済まない人々が存在し、その対象が神々なのは危険な兆候だ。神庭始まって以来最も悲惨な人神戦争は、そういう類の人々が増えすぎた結果発生した。」
と、警鐘を鳴らしている。
嫌なものをつつかない勇気を持とう
人権が確立されて以来、我々人類には思想信条の自由がある。神々を信じるかどうかは個々人の価値判断に任されているが、それは嫌いなもの・否定したいものをつつきまわす理由にはならない。
世界の平和のために、嫌なものをことさらに見ない勇気を持ってほしい。
*1:出泉語。うなぎを掴むと上へ上へと昇っていくことから転じて、急激に売り上げや評価が伸びることを意味する。なぜうなぎを掴もうと思ったのかは謎である。