【人気の個人誌】秘密の園”魔女学”のあるあるネタを紹介する投稿が話題に

マーデルローズ魔法女学校の卒業生の間で、学生時代のあるあるネタを個人誌投稿するのが流行している。

マーデルローズ魔法女学校 秘密の園と呼ばれる老舗魔法学校

マーデルローズ魔法女学校といえば、人気ドラマ『マリアンローザ魔法女学院』のモデルとなった魔法学校である。

世界でも屈指の歴史を誇り、世界初の女性魔法使いのみを対象とした100年制魔法教育機関としてもよく知られている。創立者は花の大魔導師・マーデルローズ。東魔法大陸の魔女戦争を経験した同氏が、魔女として生きる魔法使いを保護・教育するために創られた。魔法使いの間では”魔女学”と呼ぶのが通例。

設立時は魔女戦争御とはいえ偏見が著しく、生徒の安全を守るためにも学校は市井と隔絶されていた。現在は科学人や男性にも入校が許されるようになり、開かれた学校となっているが、それでもやはりその内情は秘密のベールに包まれている。

そんな中で卒業生自身が発信した「あるあるネタ」は、学生らしい微笑ましさと魔女のイメージとは相反する生活感があふれるものばかり。学生時代を懐かしむ”魔女学”の卒業生や、魔法社会に興味津々な科学人から好評を博している。

20年生は異界の書物を読み漁る! 魔法学校のふしぎな校則

 ここでは、魔女学あるあるが大流行するきっかけとなった投稿を紹介しよう。

こちらは魔女学あるあるとして初めて投稿された個人誌である。発行者は「匿名魔法元少女」さん。マーデルローズ魔法女学校の卒業生で、現在は魔法系の会社員をしている人物である。

匿名魔法元少女さんによると、100年制をとる魔女学において、20年生というのは節目の学年なのだという。魔法学校は科学系の学校とは異なり、生徒の年齢がそのまま学年に反映される。つまり、20年生とは20歳になった魔法使いが所属する学年を意味する。

全寮制をとる魔女学では、20年生までは魔法事故を防止するために異界や科学社会との接触に関して厳しい校則が課せられている。その中でも、多くの生徒たちにとって最も過酷な校則だといわれているのが「異界書物との接触禁止」である。今や一般化している異界由来のエンタメ作品を、魔女学の生徒たちは20歳になるまで楽しむことができない。すでに異界の書物に親しんでいた生徒は、特定記憶消去魔法をかけられて異界エンタメの記憶をすべて封印されてしまうのだという。

エンタメを制限された状態で青春を過ごした魔女学の生徒たちは、20歳を迎えると読心防護レンズの講習を受ける権利を得る。この講習を受講し読心防護レンズを得た生徒たちは、めでたく異界の書物に触れることを許されるのだ。(消去された異界文書に関する記憶も返ってくる)

制限すれば反動がある…科学人も魔法使いも同じ

幼いころに過剰な制限を受けた物事に大人になってから執着するようになる、という事実は多くの人が経験的に知っている。魔女学に所属する魔女の卵たちも例外ではない。

20歳になった魔女学の生徒たちは、それまで一切の接触を禁じられてきた異界の書物をイッキ読みする。人気があるのは小説と、科学知識を解説した書物だという。

特に子供向けのファンタジー小説は魔法使いにとって身近な題材が多く、最初に手をつける生徒が多い書物だという。魔法なき世界の異界人が想像した魔法世界は現実よりも夢があるらしく、陶酔してしまう生徒も少なくない。

こういった傾向はおおよそ2年ほどで落ち着くが、それまでは勉強がまったく手につかないのが普通だという。

私などは多くの生徒が2年もの学習の遅れを経験すると思うとゾッとするのだが、魔法使いと科学人では時間感覚が違うのだろう。個人誌を読んだ魔法使いたちからは、青春時代のエピソードを懐かしむ声がよせられていた。

※匿名魔法元少女さんのその他の投稿は、個人誌ID:tokumei5392motomahogirl(MSコード変換を要する)でご覧いただけます。