今年の呪い予報発表 流行は平年並みか少し早まる

妖怪隊から冬の呪い予報発表

呪い喰い活動中の妖怪隊が、冬の呪い予報を発表しました。妖怪隊の呪い予報は、呪いを喰べた味や風味から冬までの呪いの成長を予想するものです。

流行期は平年並みか少し早まる模様

妖怪隊によると、今年の呪いの流行期はだいたい12月後半から。平年並みか少し早めになりそうです。

冬ごもりの準備は12月中旬までに済ませるようにしましょう。年内でも呪いがたまりそうな場所は避け、元気に過ごしましょう。

北側大陸東部 勇者の文字泉が活発化

また、詳しい呪いの感想を記録したテイスティングメモによると、北側大陸の東部にある「勇者の文字泉」が味・風味ともにしっとりと高品質だったそうです。

湧出量も申し分なく、今年の流行はここが中心になりそうです。

勇者の文字泉から湧き出る呪いは、感染力は強くありません。しかし罹患すると深刻化することが多く、注意が必要です。

正義病、断罪病が流行の兆し

勇者の文字泉の呪いで最も気を付けたいのが、正義病と断罪病です。

正義病とは

正義病は、正義を貫かなくては気が済まなくなる呪いです。道徳心が異常に高まるほか、自傷行為や向こう見ずな危険行為をするリスクが高まります。

「正しいことをしているのだ!」という快感を強く感じるようになり、正義のためなら命を捨てることもいとわないと考えるようになります。

自分はともかく、他人をも巻き込むようになるため非常に危険な呪いです。

断罪病とは

断罪病は、間違っていることを訂正しなくては気が済まなくなる呪いです。倫理観がいびつになるほか、他者への攻撃性が高まります。

「間違っている者には罰を!」という使命感に心身が支配されるようになり、悪を懲らしめるためなら違法行為もいとわないと考えるようになります。

重症化して他者への攻撃性が高まり続けると、一転して強烈な自罰意識に襲われ、自傷行為が始まることもあります。

他人に対しても自分に対しても攻撃するため、非常に危険な呪いです。

そして2つの呪いは、セットでかかることが多いです。

予防訓練はお近くのメンタルクリニックへ

勇者の文字泉の呪いは、「元気ハツラツで自信満々。呪いに強い」という人が罹りやすいものです。

心当たりのある方はぜひ、夏秋のうちに予防訓練を受けてください。呪いの予防には心理学的なアプローチが有効です。

魔法学的には「ここはナナシの村だよ」と3回唱えるおまじないが、短期的には有効だということです。冬場に人込みや呪いだまりに行ったときは、おまじないも使ってみましょう。