アンカー協定式典に武装集団が襲撃 犯人は森の奇族か?
クイーンサンディアとソードランドのアンカー協定式典が襲撃受け騒然
東魔法大陸のクイーンサンディア女王国と旧北側国家ソードランド封建国のアンカー協定式典が、開会直前に襲撃を受けた。
会場は一時騒然とし、アンカー協定式典は中止となった。
世界初の南北アンカー協定の記念式典 台無し
クイーンサンディアとソードランドは先月、世界初となる南北国家間のアンカー協定締結を発表していた。
記念式典は歴史的な行事となるはずだったため、市民からは落胆の声が上がっている。
式典開始直前の襲撃 警備兵が応戦し現場は一時騒然
襲撃があったのは、クイーンサンディア女王とソードランドの4国王が会場入りする直前だった。武装した集団が数十名で式典会場に現れ、警備兵と戦闘になった。
式典会場には歴史的瞬間を目撃しようとクイーンサンディア国民が多数集まっており、現場は騒然としていた。
武装集団は警備兵と戦闘ののち、逃走した。
アンカー協定式典は無期延期 協定は期日通り締結へ
襲撃を受けてクイーンサンディアとソードランドの両国は、アンカー協定式典を無期限で延期すると決定した。中止されるのは式典のみとなり、協定は期日通り締結・履行される。
武装集団・警備隊共に死傷者数名 民間人には被害なし
クイーンサンディア王立騎士団によると、会場を襲撃した武装集団は警備兵を襲い現場を騒がせた後に逃走。警備にあたっていた騎士1名と武装集団の男女2名が死亡し、両陣営に数名の重軽傷者が発生した。
民間人には戦闘による被害がなく、避難の際に腕等をけがをした人がいたのみとのことだ。
犯人は森の奇族?警備員の証言が特徴と一致
武装集団と実際に戦闘した騎士は次のように証言している。
「敵は一度絶命したが、数秒後に息を吹き返した。すぐに何事もなかったかのようにまた戦い始めたので、動揺した新人が命を落としてしまった。」
一度絶命して生き返るという特徴から、騎士たちからは「犯人は森の奇族ではないか?」という証言が多数上がっている。騎士団は森の奇族が南北戦争で絶滅した事実を踏まえつつ、捕らえた武装集団のメンバーの調査を慎重に進める方針だ。