治療連呪い除け方針を大転換「今年に限っては引き込もらないで」

治療連が発表した冬季中間報告書では、これまでの呪い除けの常識とはかけ離れた方針が示された。

治療連会長トウヤク・シットーイ氏はその理由について、こう語っている。

「今年の呪いはよくあるタイプではなく、科学人に罹りやすい珍しいタイプです。当然、対策だけ今まで通りというわけにはいきませんから、思い切った方針転換をする必要がありました。

例えば代表的な例を挙げると、これまでは呪いをよけるにはとにかく物理的な人との接触機会を減らすことが大切だと訴えてきました。しかし、今回は人とのかかわりを持ちつつ、危険な交流を避けることが重要となります。

簡単に言うと、浅く広くテキトーに楽しい人付き合いをする方が呪いには罹りにくいのです。来シーズンは呪いの流行が変わりますから、今年に限っては引きこもらないで、適度に外に出て遊んでくださるようにお願い申し上げます。」

治療連の方針転換を受けて、12月からの引きこもり生活は危険だったのか心配する声も上がっている。これに対してシットーイ氏は、

「今年の呪いを最も拾いやすい行動は、親しくない人と深刻な問題について意見を対立させて長時間話し合うことです。

人との接触を避けることは、こういった行動をも制限しますから、引きこもり生活が呪いに罹る危険を増大させたというわけではありません。むしろきちんとした冬ごもりは、次善の策といえます。

ですが今年の呪い対策は負担が少なく楽しいものが多いため、できれば積極的な対策を講じていただけると幸いです。」

と、心配しすぎることなく対策を講じてほしいと回答している。