6001年1月の最新ニュースまとめ その3
はじめまして、文字ノ泉ニュース最新ニュース担当になりました、ローマ=ヘボンです。もう2月ですが、1月の最新ニュースをまとめてお知らせします。
6001年1月最新ニュース
・招天も呪い除け 家族企画増加の一方で、DV相談よびかける一幕も
天上天界の笑いの祭典「招天」が今年も全世界配信中だ。今年は呪い除け対策にまつわる家族だんらんに関する企画が増加。ファミリーシチュエーションコメディ「アーサーオーの円卓」では、父親に扮するアーサーオーが「家族で鍋が一番だ」とつぶやくと、妻役のニムエ(エクスカリバー)が「だって毎週送られてくるのよ」と実在の呪い除け政策を交えて答える一幕があった。
一方で、呪いに気付かずにDVが深刻化している現状に警鐘を鳴らす一幕も。「暴力に耐えるのは愛じゃない」と明言した場面では、治療機関を紹介する相談用テリピンチャンネルのIDが表示された。
・ジャンルの垣根こえてまったり クータンの冬ごもり6001が好調
大物司会者クータンの冬ごもりに密着する人気企画「クータンの冬ごもり6001」が好調だ。同番組は招天では3回目。時に辛辣なセリフを投げかけるクータンが、年に一度だけ仕事上のキャラを忘れてひたすらダラダラするという企画である。
ダラダラに付き合うお供芸人も見どころで、毎年スターが誕生している。今年はクータンの推薦芸人である3人のエレインや、合戦は金曜日など豪華芸人が登場。お取り寄せグルメや対戦ゲームなど、ダラダラにピッタリなコンテンツを試しまくった。
大晦日の夕方から寝るまで生放送という超長時間番組だったが、視聴数評価共に好調。「年越しはいつもこれ」という声も多く聞かれている。
冠番組が高評価を獲得したことについてクータンは、「この番組があると正月に寝ていいから最高。天界に呼ばれなくなっても、ずっとやりたいですね。」とコメントしている。
・“映像美すごい”も予想裏切る展開乏しく…ドラマ神庭記苦戦か
今クール一番の大型ドラマ「神庭記」が苦戦を強いられている。テレビンドラマ史上最大級の予算をかけた映像美には文句なしの高評価。だが、歴史上最も有名な物語なだけあって、予想通りのストーリーが続く。「ドキドキしない」「マンネリすぎる」とエンタメ性に欠けるとの評価が相次いだ。
作品としての完成度は申し分ないだけに、興行的な成功も期待したいところ。ストーリーが盛り上がる後半に期待しよう。
・監修失踪のトラブルも乗り越え エタノールビヨンド今年も高評価
エターナルビヨンド2ndシーズンが今期も高い評価を集めている。ドラマ1話の初回配信の再生回数は、歴代最高を記録した。本来の配信エリアである魔境大陸はもちろん、M4諸国や北方諸島などでも人気を博している。
本ドラマは昨年10月に、監修のメルクメラルド大魔導士が失踪するというトラブルに見舞われた。しかしその影響を感じさせない高い完成度のドラマを作り上げた。
ドラマ制作を担うクルーリ社の代表兼プロデューサーのロロゥ氏は、「単発シリーズとして企画されたドラマが更新され、世界中で愛されるのはとても光栄なこと。みんなをブッ飛ばすようなエピソードが待っているから、後半戦も楽しみにしてほしい」と語っている。
・“男だらけ”の酷評も3話まで マリアンローザ14根強い支持集める
M4系テレビン局の老舗ドラマ「マリアンローザ魔法女学院 14学年」が放送中だ。今シーズンはマリアンローザ史上初めて、正規の男子新入生が登場。男子寮の生活からシーズンの幕が開けた。3話までは男子新入生を中心にストーリーが展開するという攻めの姿勢を見せ、ファンからは賛否両論が巻き起こる事態となった。
特に古参ファンからは「男だらけのドラマになってしまった」という落胆の声が聞かれたが、3話の終盤でストーリーが激変。男子生徒と女子生徒が協力し合い、トラブルを乗り越えていくエピソードが感動を呼んだ。
ドラマ評論家は、「マリアンローザは老舗シリーズですが、マンネリ化で新規ファンが頭打ちになってきたのが不安要素と言われてきました。女子校ものに男子生徒を登場させるだけでなく、主人公格に据えて初回3話まで通すというのは大きな賭けです。結果的には、長年のファンが付いてきてくれるのを信じたのが功を奏すこととなりました。プロデューサーの剛腕が発揮されたと言っていいでしょう」と、マリアンローザの展開とプロデューサーの手腕を絶賛している。
・“ママ旅”ブーム到来か M4発のスペシャルドラマが話題
西魔法大陸のドラマ制作会社が発表した単発スペシャルドラマが、感動作として世界的なブームとなっている。
パヤパパ妖精国に所在する制作会社ぷりぷりぱんちは、大陸内スペシャルドラマ「ママと旅した勇者の88日」を発表。ハーベシアに伝わる”伝説のママ”の物語をドラマ化した。
物語のモデルは、かつてハーベシアに住んでいたという伝説のママ。双子の勇者を女手一つで育て上げ、西魔法大陸の危機を人知れず救ったと言われている。本ドラマは双子の勇者の視点でママとの旅を回想するストーリーで、ハーベシアに住むママたちとの交流が感動を呼ぶと話題になった。
当初は大陸内限定で配信されていたが、ママを中心に口コミで話題となり、管轄テレビン局には配信地域拡大を求める声が殺到。世界配信に異例の格上げを果たした。
ブームについて取材を受けたぷりぷりぱんち社は「ママ旅ブームは本当に想定外の、棚からモチモチ。連続ドラマ化の話や映画化の話が出ていて夢は広がるばかりです。」と回答している。
・冬でもアートン!メモリアライズ社がVRアートン発表
魔科学協同の映像技術開発企業メモリアライズ社が、アートン興行国と共同開発したVR機器を発表した。名前は「冬でもVRトン(ブイアールトン)」。自宅に居ながらにして、アートン興行国の旅が楽しめるVR機器だ。VRとはヴァーチャルリアリティの略語であり、映像科学技術に関する科学用語である。メモリアライズ社は独自の魔科学協同開発体制により、魔法技術ハードに科学技術ソフトを搭載。想像を超えるリアルな体験を可能としている。
VRトンは特殊な魔法ガラスを用いたサングラスとなっており、特殊な手順を踏まずに装着可能。アートン興行国にワープしたかのような映像を楽しめる。
メモリアライズ社の開発担当は、「私は3年に1度アートンの年パスを買うほどのアートニア(アートンマニアの通称)です。冬ごもりの間にもアートンに行けたらなあと思って、VR上にアートン興行国を丸ごと再現しました。VRサングラスをかけるだけで、アートン興行国のどこにでも出かけることができます。ファンにとっては夢の機器ですし、冬の間の生きがいとなる商品だと自信をもっていえます!」と語っていた。
・ギンバルドロンにキャラメルあげないで 魔法生物保護団体よびかけ
希少な魔法生物ギンバルドロンの保護団体が、観光客や現地住民に対して声明を発表した。ギンバルドロンはSSIAなど温暖な島に生息する鳥状魔法生物だ。この生物にキャラメルを餌付けする行為が流行し、トラブルが危惧されている。
トラブルの発端は、「キャラメルはギンバルドロン」というフレーズが印象的な菓子店のコマーシャルだ。魔境大陸に所在する菓子店が、当時デザートイーグルの親鳥と考えられていたギンバルドロンの名前を借りたキャラメルを発売。子ども達を中心に大ヒットした。そのイメージに感化された人々が、実物のギンバルドロンにキャラメルを与えてしまっているようだ。
魔法生物の生態に詳しい東部魔法生物学研究所のH氏は、「ギンバルドロンは甘いものが大好きで、デザートイーグルを育てて食べることで知られています。当然キャラメルも大好きです。人懐っこい性格の個体が多く、餌付けもしやすい魔法生物です。ギンバルドロンにとっても、キャラメルをくれる人はいい人。しかし人なれしすぎてしまうと、密猟者につかまりやすくなったり、人にけがをさせてしまうといったリスクが高まります。魔法生物を保護するためには、人の手からエサをもらわないようにすることが肝心です。」と答えている。
ギンバルドロンの事を思うのであれば、キャラメルをあげるのではなく、そっと見守ろう。