M4つなぐ“まほでん”計画に待った 東西海峡の環境保全訴え
M4各国をつなぐ魔法鉄道、通称まほでんが計画されて久しい。路線計画やコスト面の話し合いがようやく形になり始めたところだが、今になって現地住民からの反発が強まっている。
東西魔法大陸の間にある東西魔法海峡の島民たちは、まほでん計画の環境保全策が不十分だとして計画の一時停止を求めた。計画に反対する住民グループの代表は「まほでん計画では、東西海峡に鉄塔を無数に打ち立ててその上を電車が走ることになっています。これでは海峡に暮らす希少な魔法生物たちの住処が破壊されてしまいます。」と、計画の危険性を訴えた。
東西魔法海峡は昨年セイカイトキワタリの住処として脚光を浴びた。美しい手つかずの自然が破壊されることを危惧した住民たちが増加し、今回の反対運動に至ったと言われている。
まほでん大臣として有名なパヤパパ妖精王国のアラソー大臣は会見で、「3年前に現地を視察したときは、島民みな諸手を挙げて迎え入れてくれて、神様にでもなったような感じだった。珍しい虫で観光の目があると思ったら、すぐに手の平を返すのではこちらはたまったもんではない。計画は続行。しかし鉄塔はやはり美観を損なうので、銀河鉄道式の線路も視野に入れていく」と語った。
アラソー大臣の発言は、よく見ると妥協点を模索しそうな感じもなきにしもあらずだが、住民グループは反発を強めている。