地上で過ごす久々の冬 ク女王国に移住したソードランドの市民家族

ソードランドがクイーンサンディア女王国とアンカー協定を結んで、はや8か月。ソードランド市民の中にはクイーンサンディアへの移住を決めて、地上での冬ごもりを選択した人々も多数いるという。

アルフレッドンさん家族もその一世帯だ。アルフレッドンさんはソードランドの蛮勇系士団に所属していた市民騎士だったが、度重なる命のやり取りに疲れて地上への移住を決意。現在はソードランド時代の市民家族の母・キネさん、妻・ウスさんと共に、クイーンサンディア女王国で暮らしている。

アルフレッドンさんはクイーンサンディアでの暮らしについて、「平和でとても暮らしやすい。街並みに封建的な空気が残っているから、すんなりと馴染めたよ。人も優しいし、なにか失敗しても斧が飛んでこない。良いことばかりだね」と答えた。

現在はアルフレッドンさんはクイーンサンディアの地方都市で城郭清掃員の仕事をしている。また、キネさんとウスさんはソードランド時代の後方支援市民の経験を生かして、美容室で働いている。移住してからの給料は女性陣の方が良いということで、アルフレッドンさんは炊事や洗濯など、手が濡れる家事を率先して行っている。

地上での冬ごもりについてアルフレッドンさんは「去年まで冬は奇襲や暗殺の季節だったんだけど、今年は家族団らんの季節に変わったね。雪まみれになるより家の中で暖かくしておくのが推奨されているし、とても満足しているよ。当たり前の毎日に感謝して、呪いを避けるように心がけている」と笑顔を見せた。