個人紙の呪い拡散防止へ 一定規模以上の発行者に倫理検査義務付け
個人紙経由で呪いに罹患する人が増えているとして、多国間精神衛生連絡協議会(防呪連)は個人紙の倫理検査にかんする方針を発表した。
同委員会は魔境帝国、M4、神庭島、東部地区、SSIA、北方諸島が協同運営する呪い対策機関である。委員会の調査によると、近年個人紙と呼ばれる媒体を経由して呪いに罹患する人が増加している。ここ3年で個人紙経由の呪い罹患率は倍増、罹患者数は年間3万人を超える。
この現状に対処するべく、防呪連は個人紙への倫理検査方針を改訂。ユーザーが10万人を超える個人紙サービスの運営者は、発表される全ての個人紙に簡易倫理検査の実施義務を設けることが推奨された。この方針は神庭6005年までに加盟国で法制化される。改訂前に比べると、非常に厳しい対処といえるだろう。
大手個人紙サービス各社の反応はおおむね賛同で、レッドタートルズのカツシカCEOは「ビッグメディアとして社会的責任を担うのは当然で、簡易倫理検査システムを準備している。実装は1年以内。」と回答している。
これまで自由な発言が許されていた個人紙に規制がかかるということで、ユーザーの間では喧喧囂囂の議論が巻き起こっている。