イディア首相復活! 首脳会議 滞りなく終了
イディア首相が公務復帰 襲撃事件の療養終え
個人的な記者会見の途中で襲撃に見舞われたイディア首相が、首脳会議から公務に復帰した。
襲撃によって受けた傷は完治し、心身ともに健康だという。
会議冒頭でM4など各国首脳に復帰を報告
イディア首相は首脳会議に先立ち、治療の完了と公務復帰を報告した。特に各国首脳には療養中の激励コメントに対する感謝を述べた。
首脳会議では北方支援の方針が決定
会議では当初予定されていた通り、北方系難民の支援について世界方針が検討された。魔境帝国は国家予算規模の支援を提言していたが金銭支援は半減となった。
削減した予算は人材派遣や雇用創出など、北方系難民の人的支援・間接的支援に充てられるという。
M4は魔法技術などを中心に北側難民の支援にあたる。
SSIAは先に提言していた通り、北方難民の支援には積極参加せず。まずは国内の戦後復興と困窮者支援に力を注ぐこととなった。
また、SSIAをはじめとする南北戦争の被害者救済は北側難民支援と包括して展開されることとなった。
首脳会議を終えて イディア首相のコメント
帰国後、イディア首相は首脳会議についてコメントを発表した。
イディア首相
「今回は僕にとってはじめての首脳会議だったわけですが、各国の連携を確かめあい適切な方向性を見つけることができたと思います。
SSIAの皆さんも難民支援に否定的というわけではなく、戦災からの復興に力を注ぎたいという姿勢だということが確認できました。海没の被害で見えにくくなってはいますが、世界戦争による傷跡は各地に残っているわけで、被害が大きかったSSIAの主張は納得できるものでした。
帝国としては当初予定されていた予算の規模は据え置いて、対象を世界全域に広げていく方針で動いていきます。神庭島にいる北側諸国出身の難民に限らず、困っている方全員の公益に資するような支援を展開したいですね」
イディア首相は今回の首脳会議の意図についてわかりやすく説明していた。怪我の後遺症か少々話しぶりがやわらかくなったようである。
魔境帝国をはじめとした世界的支援事業は来年度から開始される予定だ。