やっぱり国名がダサすぎる!パヤパパ妖精王国 改名求めデモ

パヤパパ妖精王国でデモ行進

パヤパパ妖精王国で国名の改称を求める市民グループがデモを行った。同国では市民から国名の改称が度々求められており、今回のデモ行進も昨年に続き5度目となる。

「パヤパパはダサすぎる」若者の叫び

デモ行進の中心となっている市民グループは、若者たちで構成されている。毎年のように行われているデモの母体はいつも同一と言うわけではなく、多くの市民グループが入れ代わり立ち代わりでデモを行っているのが現状だ。

思想信条の微妙な違いはあれど、彼らの叫びは毎度同じである。「国名がダサすぎる」これが若者たちをデモに突き動かす原動力となっている。

国民が一度は通る道だが…国際化で深刻に

パヤパパという国名は、世界で最も気の抜けた国名として名高い。国名に対する海外からの評価は高く、アンケートエージェントやランキングダム集計国家の「親近感を感じる外国ランキング」でも毎年1位となる人気ぶりだ。

しかしそうはいっても「パヤパパ」。国民にとっては誇るに誇れない、何とも間抜けな国名である。思春期の青少年たちにはよくある悩みの一つであり、「改名デモは国民の通過儀礼」という人もいるほどだ。

平和をもたらす重要な国名 国王からデモ隊へスピーチ

今年のデモ隊はパヤパパ妖精王国の首都パラパシティのお天気通りを行進し、国王殿の前で国名改称を要求する声明を発表した。

声明の発表は学生妖精ラップバトル界の新星、トゥインクルセリザワ氏が務めた。

トゥインクルセリザワは国王に対し「改名と改称の明解な対象、正式名称改名は少々↓。俺ら求むは正解の改称」と改名と改称の違いを説明。「図る改称、変わる愛称、主客SOHOで魅せるナイスショット」と、改称によって生じるメリットを最近の国家政策を交えて提案した。

国名に誇りを 国王が若者に呼びかける

デモ隊の声明に対し、国王のパパヤ18世はその場で返答。

「朕は珍名国家に鎮座。長年チンケな議論で沈沈↓。チンチン熱くぶつかれよ少年!」とデモ隊の要求に譲歩が見られたことに落胆し、改称の余地は無いと主張した。「珍名国家は平和の象徴、改称すれば平和が解消。以前の改称させたの宰相、暗黒の10年もうないっしょ?」と、以前改称した時代に宰相に実権を握られ王国が暗黒期を迎えたことを説明した。

ラップバトルの軍配はデモ隊の声明を交えて見事に返答した国王に上がり、今年もパヤパパ妖精王国の改名は見送られた。