受験シーズン突入 魔法学校・科学学校ともに

受験シーズンに本格突入

全世界の魔法学校・科学学校が、10月より受験シーズンを迎える。

例年試験期間は12月~2月ごろに設定されているが、冬ごもり期間の長距離移動を避けるために冬季の受験拠点を確保する動きが加速している。昨今は夏ごろから受験拠点を探す”拠活(キョカツ)”が盛んで、10月には世界中の受験生が移動を開始する。

この傾向は今年も続いており、各種交通機関は多忙を極めているようだ。

不動産業者や引越し業者がエール

拠活ニーズの高まりを受け、不動産業者や引っ越し業者が受験生向けプランを次々と発表している。

短期契約が合否によって長期契約に移行するプラン

魔境帝国兵士学校附属大学などの近隣に所在する不動産業者は、受験生を対象とした拠活特別プランを提案している。

拠活プランは通常の引っ越しと異なり、”①受験が終了するまでの短期契約”に加え、”②合格後に長期契約に移行できる特約”が付与されているのが特徴だ。

受験生たちは10月から合格発表までの間、受験拠点に住むことができる。見事合格すれば、そのまま受験拠点を下宿として契約できるという仕組みだ。

このプランは兵学附を受験する科学系の学生に好評だという。

ワーピストと提携するホテルの長期滞在プラン

M4が所在する東魔法大陸のホテルは、受験生向けにワープ割引がついた長期滞在プランを始めた。

ホテルの宿泊費にワーピスト契約料が含まれており、ホテル専属のワーピストに格安で転送を依頼できる。

また、ホテルの設備も受験に特化。受験生用の部屋は通常の客室と異なり、本棚やデスクなどの学習環境を整えた受験生仕様となっている。近隣の公園と提携して魔法実技の練習をできるようにしているホテルもある。

このようなプランは、M4などの魔法学校を受験する若い受験生に人気があるという。

受験生諸君には冬ごもり中の呪いや病気に気を付け、ベストを尽くしてほしいものだ。