また来ようかい!妖怪隊帰る コルビ山に送り火灯る

妖怪隊の呪い喰い 今年も完了!

妖怪さんのニュースです!妖怪隊が今年の呪い喰いを終え、ふるさとに帰っていきました。今年の呪いは食べやすく、妖怪さんたちもたくさん食べられたとのことです。

コルビ山から帰還 獣人族見送る

妖怪隊は今年も地獄の釜の蓋が閉まったころ、9月の初旬に帰還しました。コルビ山には無数の送り火が焚かれ、モンコルビの国民たちは旅の安全を願いつつお見送りしていました。

モンコルビ 妖怪と獣人の絆

モンコルビ妖王国は獣人を主体とした魔法国家ですが、その成り立ちから、元首は妖怪さんたちと定められています。もともとモンコルビは、妖怪さんたちの国だったのです。

妖怪の別荘から獣人の国へ

モンコルビに伝わる歴史によると、妖怪さんたちが世界に来る以前はコルビ山周辺に人が住める場所は無かったそうです。コルビ山は呪いの山と呼ばれており、呪いだまりが無数に存在する危険な土地でした。

ご存知のように妖怪さんたちは呪いが平気ですから、コルビ山は彼らの別荘的な扱いに。そこに脱走した当時の獣人奴隷たちが避難してきました。それが獣人と妖怪の出会いです。

妖怪さんたちは獣人にコルビ山周辺の土地を与え、自分たちの故郷の文化や技術を教えました。そうしてコルビ山周辺は、獣人国家モンコルビ妖王国となったのです。

モンコルビ国民にとっては、妖怪さんたちは建国の父or母。彼らは今でも妖怪さんを尊敬し、夏の間はおもてなしに励んでいます。

妖怪隊隊長 お別れコメント

さいごに、今年の妖怪隊隊長のコメントを紹介。毛羽毛現萌巻(ケウケゲンノモエマキ)さんは、世界の人々に次のようにメッセージを残しました。

「今年の呪いはフレッシュで元気になる味だったよ!でも、人間たちにはちょっと不幸が過ぎるかもね。今年の冬は少しだけ謙虚に、身の丈に合った生活をしてみるといいよ!」