ソードランドようやく着陸 四季戦争は延期へ

ソードランドがクイーンサンディアへ着陸

空上国家のソードランド封建国が、クイーンサンディア女王国から着陸許可を出されていたことが分かった。

両国は6月に着陸を前提としたアンカー協定を締結していたが、協定式典に武装勢力が乱入。襲撃事件の真相究明を急ぐ中、ソードランドの着陸は延期されたままだった。

クイーンサンディア王立騎士団とソードランド兵団は共同で事件捜査を進め、武装勢力が別の空上国家コクーンから侵入した痕跡を発見した。襲撃は外部の犯行である可能性が高く、ソードランドの着陸が許可されるに至ったという。

9月から移動可に まずは2000人が移住・就労希望

ソードランドの着陸は9月初旬、双方の国家への移住・就労申請を出した国民を優先して通行が許可される。

ソードランド側からクイーンサンディアへの移住・就労を希望しているのは、現時点で2000人ほど。まずは彼らがクイーンサンディアへの着陸を果たすこととなりそうだ。

襲撃の犯人捕まらず 警戒は緩めない方針

ようやく着陸が実現した南北初のアンカー協定。しかし、式典襲撃の犯人が捕まったわけではない。両国の警備隊は着陸許可が出た後も、引き続き警戒を続けていく方針だ。

ソードランド 四季戦争は延期

また、ソードランドの年中行事「四季戦争」が今年は延期となることも発表された。

四季戦争はソードランドの祭りであり、ソードランドに所在する各兵団の領土を確定する政治的行事でもある。

粗暴なイメージ避けたい 四季戦争延期へ

今回の延期措置は、クイーンサンディア国民からの信頼を勝ち取りたいという狙いによるものだ。

ソードランド封建国は旧北側諸国時代には、封建制を支持する思想国家としてその地位を確立していた。しかしその政治体制は、南側市民にとっては(たとえ王制を維持するクイーンサンディアであっても)時代遅れの野蛮なものとしか映らないであろう。

ソードランド封建国は粗暴なイメージを避けつつ、独自の政治思想に理解を得たい考えだ。

「良いところだったのに」「四季戦争は古い」国民は賛否分かれる

兵団協議会(ソードランド政府)の決定について、ソードランド国民の声は賛否両論だ。

四季戦争の経過を注視していた国民からは、

  • 「良いところだったのに延期になってしまって残念」
  • 「今年は領土拡大が確実だった。何かの陰謀では?」

といった声が聞かれている。

一方で四季戦争の存在を疑問視する国民からは、

  • 「四季戦争で領土を奪い合って経済を回すのは古臭い。これを機に辞めてしまってもいいのではないか?」
  • 「アンカー協定に頼らなくてはならない以上、古典的な戦争と階級を維持するのは無理」

といった声が聞かれる。

クイーンサンディアとの交流で、新たな局面を迎えそうなソードランド。彼らの生活にどのような影響があるのか、動向を注視しよう。

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