異界者のためのweb講座 歴史なんか興味あります?編その2
異界者のための歴史講座、いよいよ始まりました!学生にはすこぶる評判の悪い歴史講座ですが、異界の方がこちらの世界を知るには良い情報かもしれません。
超ざっくり!歴史は2000年ずつ覚えよう
異界の方には歴史のテストがありませんから、ざっくりと流れを把握してください。
現在は神庭暦6000年。人類と神々の歴史は6000年分あります。
神庭暦は人類が文明を築き始めてから採用された暦です。それ以前のことは、文字が無かったので全く分からないんですよね(ホッ)。
神庭始まって以来の歴史は、だいたい2000年ごとに覚えていくと良いと思います。
0年から2000年まで 神庭時代
神庭暦が始まって最初の2000年間を神庭時代と言います。これは神々と人間が、住まう土地を分けずに暮らしていた時代です。
神庭暦はまず始祖神(当時は昼神といった)が世界に降り立ち、神の庭ができるところから始まります。そこから夜神が生まれ、はじまりの3人という人類の祖が現れ、そして自然神の神々が生まれました。
人は神々の支配下で生活していましたが、次第に自らの領地を持ち始めます。しかし人の領土拡大は神々の土地にまで及び、大規模な戦争「人神戦争」が勃発しました。
人々は大規模な神罰を受け、魔封期間という魔法が使えない時代が到来しました。
この時代の出来事は神庭記という書物に書かれています。
2000年から4000年まで 小王国時代
魔封期間は約2000年間に及び、その間はユキとモドリという特殊な形で時間が進みました。(このあたりで学生の8割が脱落します)
ユキの刻とは、時代が正の方向に進む期間です。人々は活気を持ち、技術が進歩したり戦争が起こりやすくなります。
モドリの刻は反対に、時代が負の方向に進む期間です。人々は落ち着き世界は平和になりますが、技術の進歩は止まるか後退していきます。
ユキの刻が100年続くと、モドリの刻が到来し100年続きます。
世界は一進一退で時代を進めていったため、この時代の歴史はあまり確かな情報がありません。世界は小国に分かれ、人々は細々と暮らしていました。
科学と魔法学が発展した時代、とだけ覚えておけば十分だと思います。魔科学を研究した人々は魔封明けの方法をついに明らかにし、4000年にやっと魔封を解くことに成功しました。
4000年から6000年まで 大国時代
4000年以降は小国が統一されはじめ、世界はいくつかの大国にまとまりました。
世界の北側は王滅運動が盛んになり、小国が次々と崩壊。最終的にはソーシング連邦と聖剣教国という2つの大国が成立。それをまとめ上げる中央政府が成立しました。
世界の南側は大陸ごとに違った歴史をたどりました。
魔境大陸は長年大陸を統一する国家が現れず、戦争が恒常的に続いていました(エターナルビヨンド仮説では、ループしていた可能性が示唆されている)。しかし5600年代に魔境帝国が大陸を統一し、情勢は安定しました。
東西魔法大陸は、世界で最も早く大国化が完了。4400年代の初頭にはM4が成立していました。その後はあまり状況に波は無く、地道な発展を続けてきました。
5990年からは北側大陸の海没が進行。北側諸国中央政府は南側世界に領土を求め、大陸間戦争が勃発しました。しかし戦争中に北側大陸が全面海没。大陸間戦争はうやむやのまま終結しました。
神庭時代と大国時代だけ覚えればOK!
いかがでしたか?世界の歴史をざっくりと解説しました。神庭暦は6000年もありますが、真ん中の雪とモドリの時代は正直何があったのかよく分かりません。
異界の皆様は、神庭時代と大国時代だけを覚えてくださればいいのではないでしょうか。では次回もお楽しみに!