全魔検 全日程終了 死者なく無事に終わる
全魔検が無事終了
7月末日、マジックフェスの閉会式をもって全魔検の全日程が無事終了した。閉会式では大魔導士2名の表彰が執り行われ、新たな魔法社会の始まりを祝った。
事故は数件も死者なく無事に終わる
全魔検の大会運営委員会によると、今年度の全魔検では専門試験で数件の軽微な事故が報告されている。しかし死者は無く、おおむね安全に大会運営がなされたといえる。
大会委員長 次年度へ抱負
全魔検大会運営委員長のシキリタガッリ一級魔術師は閉会に際し、次年度への抱負を述べた。
「今年度もつつがなく全魔検を遂行することができ、安堵の気持ちでいっぱいです。…あ、スタッフはこの挨拶のうちに打ち上げ会場の持ち場につくように。
事故は数件でしたが、軽微な科学的事故ということで、すでに事態は落ち着いています。薬術領域の皆さん、キャンプの火は確実に消してくださいね。
今年の能力試験は平年並みかそれ以上の結果となりました。これに安心せず魔法を研鑽し、また10年後に今年以上のスコアを目指していただきたいと思います。
そして次年度の全魔検6001は、わたくしも受験生となります。大会委員長の職はナントモナイト副委員長にお譲りし、一受験生として全力で参加したいと思います。
0年生の魔法使いの皆様、マジックフェスにお越しの皆様、本当にお疲れさまでした。」
採点結果通知され 受験組は悲喜こもごも
全魔検の受験生へは、全員に採点結果が通知された。採点結果には今回の検査のスコアとともに、来年度からの魔法使い等級が通知されている。
受験組の反応は悲喜こもごもで、特に魔法学校の受験を控えた若年層は神経質になっている様子が見られた。
今年の全魔検統計
大会運営委員会の発表によると、今年の全魔検のスコア統計は平年並みか、やや高水準となった。大魔導士が2名含まれることから、個々人の出来としては平年並みの予想だ。
委員会の採点部門は結果について、このようにコメントしている。「教養試験は平年並みの結果だったが、倫理問題に正答が多かった。魔法の安全安心な運用を心がける魔法使いが多いことの表れであり、評価できる点だ。」
倫理問題の誤答者が少なく、例年以上に良識的な魔法使いが多いという結果になった。0年生魔法使いへの社会的信用が高まり、ワーピストの指名に影響が出ると考えられる。
マジックフェスは来場者のべ1000万人突破
マジックフェスは1週間でのべ1000万人が来場。来場者は昨年に続き、過去最高を記録した。
来年の全魔検も夏ごろに開催予定だ。次の受験生は1年生の皆さんである。