魔境帝国議会にも夏休み 与野党それぞれの過ごし方
魔境帝国議会が夏休みへ
魔境帝国議会は夏の休会期間に入った。これから3週間は完全休会期間となる。その後はホリックウィークを除いた9月まで、分科会のみが開かれる。
秋議会に向けて英気養う
魔境帝国議会の夏季休会は、呪い対策の一環として始まった。帝国議員が夏祭りに参加し、秋議会への英気と冬の呪い耐性を養うのが目的である。
各議員は地元に帰省し、地域の夏祭りに積極的に参加する。地元との絆を深め、支持を固めるうえでも重要な期間だと認識されている。
しかし地元夏祭りへの参加は義務ではないため、実際の各議員の過ごし方には差があるのが現状だ。昨今は地元に帰らず夏のバカンスに行ってしまう議員が増加し、問題視されている。
与党は夏祭りに積極参加 地盤の支持固める
夏休みの過ごし方について、与党・国民党は「個人的なバカンスは休暇の3分の1以下にとどめ、地元の夏祭りに積極参加するように」と議員向けの通達を出した。与党が地盤の支持を固める指示を出したことで、大規模な選挙が予定されているのではないか?との憶測が飛び交っている。
これに対して国民党のエイドス党首は「夏のバカンス問題にくぎを刺したまでのこと。それ以上の意味は無い」とコメントしている。
国民党では昨年、夏休み期間を全て他大陸のバカンスに使った若手議員のセイマ氏が問題となった。彼は国民からの非難を受け、辞職に追い込まれている。
このような悪しき前例を繰り返さぬように、与党としては安全安心な夏休みの過ごし方を指示したと考えられる。
野党は9月倒閣に向け準備すすめる?
一方で野党は夏休み期間を、次回選挙のためのキャンペーン期間ととらえているようだ。野党無神論派は、与党の夏祭り指示を選挙の前触れだと指摘している。
これまでに追求してきたイディア首相の宗教問題について調べを進め、9月の選挙で倒閣を目指す考えだという。