妖怪の夏 今年も地獄の釜の蓋が開く

妖怪隊がコルビ山へ 年に一度の帰省

夏の間だけやってくる魔族・妖怪が、今年もコルビ山に帰ってきた。

モンコルビ妖王国は7月15日、妖怪隊の帰省を発表した。妖怪隊は9月初旬まで滞在し、呪い喰いに精を出すつもりだという。

モンコルビ妖王国のキング・ココは、

「今年も妖怪の皆様をお迎えでき、たいへん喜ばしく思います。宿題がちょっと心配ですが、きっと皆よくできているはずです。妖怪の皆様にはおいしいごはんと呪いをたくさん食べ、大いに楽しんでいただきたいです。」

と語った。

冬の呪い対策の要 妖怪隊

妖怪隊の面々はおどろおどろしい姿で、少し近寄りがたいイメージがある。しかし彼らは、モンコルビの人々だけでなく、世界の人々にとって重要な存在だ。

キング・ココの講話にあったように、妖怪たちは呪いを食べてくれるのである。世界広しと言えども、呪いを食べる種族は彼らをおいてほかにいない。

妖怪隊の呪い喰いが上手くいくかどうかで、今冬の呪いの流行具合が変わってくる。

多少怖いかもしれないが、もしも街中で出会った時には丁寧に対応しよう。

帰省した妖怪たちの意気込み

帰省発表会見において、今年の妖怪隊の隊長、毛羽毛現萌巻(ケウケゲンノモエマキ)さんが帰省期間に対する意気込みを語った。

毛羽毛現萌巻さん コメント

「今年はあたしが隊長だからね、湿っぽいところや床下を中心に喰っていこうと思っているよ。今年の夏は、あんまり暗いところを覗くんじゃないよ!」

呪い負けした妖怪倒す勇者チームも準備万端

会見には勇者隊の妖怪対応チームも同席した。

隊長のキャップマンさんは、

「今年も特に呪いに強いメンバーをアッセンブルしたので、妖怪モンスターの方々には思いっきり呪いを食べてもらいたい。呪い負けした妖怪モンスターさんを見つけたら、すぐに999で通報してほしい。」

と語った。