一日一事「夏祭り」

夏祭り なぜ夢中になる?

「夏祭りで踊らない奴は長生きできない」これは、世界各地に昔から伝わることわざです。科学的にも魔法学的にも根拠のない迷信ですが、全くのウソとも言い切れないらしいのです。

人々はなぜ夏祭りを開催し、そして熱狂するのでしょうか?それには3つの理由があると考えられています。

呪い明けのエネルギーを発散

人類が夏祭りをする理由、1つ目は冬ごもりと呪い明けに関係しています。

世界で夏祭りが盛んに開催されるようになったのは、神庭暦2000年代。魔封により世界中で呪いが蔓延した時代のことでした。

冬ごもりから始まった夏祭り

人々は呪いが特に厳しい冬の間、屋内に引きこもって暮らすようになりました。冬ごもりの始まりです。当時の冬ごもりは現在よりも3か月以上長く、11月から3月いっぱいまでを冬ごもり期間としていました。

冬ごもりの呪い除け効果は抜群でしたが、問題が一つ。冬の間に引きこもっていた分、呪い明けの4月5月に攻撃的になる人が増えてしまったのです。暴動や事件が多発し、呪いとはまた違った治安問題が発生しました。

引きこもりで過剰になったエネルギーとストレスを発散する場として、夏祭りは始まったのです。

ホリックウィークのやる気向上

呪い明けの人々がエネルギーを注ぐために始まった夏祭りですが、現在では別の理由でも重要だと考えられています。

それが夏祭りを開催する2つ目の理由、ホリックウィークの生産性向上です。

ホリックウィークと夏祭りの意外な関係

すべての労働者が恐れる8月のホリックウィークですが、元は夏祭り後の過ごし方についての公益研究から始まっています。

5800年代に活躍した公益研究者D氏は、夏祭りを目いっぱい楽しんだ労働者と夏祭りがあまり好きではない労働者の8月の生産性を比較しました。すると、夏祭りに体力と情熱を傾けていた労働者だけが、8月に劇的な生産性の向上を見せました。

D氏はこの現象を「ホリックウィーク現象」と呼び、7月に夏祭りに積極的に参加して8月に集中して働くことを勧奨し始めました。*1

ホリックウィークを乗り切るためにも、我々は夏祭りを目いっぱい楽しむべきなのです。

冬に向けて呪い対策の一面も

冬ごもりから始まり、ホリックウィークの生みの親でもある夏祭り。実はその先の冬の健康にもかかわっています。

夏祭りを開催する理由その3は、次の冬の呪い対策です。

夏まつりを楽しむほど冬の呪いにかかりにくい!

治療研究の分野では、冬場の呪いにかかりにくい人が持つ共通点が長年調査されてきました。

近年、前年の夏祭りを楽しんだ人ほど、冬場の呪いにかかりにくいことが分かってきています。まさに「夏祭りで踊らない奴は長生きできない」のです!

なぜ夏祭りが半年以上後の冬の呪い除けに役立つのかは分かりませんが、夏祭りを楽しんでおくのに損はないと言えるでしょう。

心身の健康のため 夏祭りを大いに楽しもう!

人々が夏祭りに夢中になる理由を解説しました。我々は冬に引きこもり、夏は弾ける生活を続けてきました。それにはちゃんと理由があったようですね。

心身を良好に保つため、夏祭りには積極的に参加し、大いに楽しみましょう!

*1:D氏はホリックウィーク現象について、夏祭りを楽しんだ後の8月の生産性向上は短期集中型だとも言及しています。生産性が上がった後にはいつもの倍以上の疲労が押し寄せ、生産性はガタ落ちします。なので、ホリックウィークを採用する企業には、実施後にホリックウィークと同期間の長期休暇を与えることが定められています。