ベル値安定傾向 マークルベル創設に向けて必要なこととは
ベル安マークル高安定傾向に マークルベルの話し合い進展か
東部金融委員会は8月、大陸崩壊をきっかけに急激に進んだベル安マークル高が安定傾向に入っていることを発表した。北側諸国支援の機運が高まったのが安定の要因であるとしている。委員会は、今後統一通貨マークルベル創設に向けての話し合いを進めていく。
・7月上旬から安定傾向続く このまま維持できるか
東部金融委員会によると、ベル値崩れが下げ止まったのは先月上旬からである。今年初めには1マークル=1万ベルで取引され、ベル安傾向が急速に進み続けてていた。
しかし7月上旬には1M=1万8000bで下げ止まり、1か月が経過した現在も1M=1万7500b前後で推移している。このことから委員会は、ベル安が安定傾向に入ったと判断した。
・北側支援の充実 ベル下げ止まりの要因に
委員会の発表によると今年に入ってベルが下げ止まりを見せた最大の要因は、始祖神降迎による北側支援の充実である。
神庭島を中心とした難民支援や首脳会議の開催決定などにより、北側支援への国際的動向は完全に潮目を変えた。この余波は経済界にも影響し、ベル値暴落に歯止めがかかったのではないか。
・東部金融委員会「マークルベル創設に向け話し合い進める」
ベル値安定を受けて、東部金融委員会は「世界統一通貨 マークルベル」構想の実現に向けた話し合いを進めていくことにした。
マークルベルの構想は南北戦争以前からあったが、戦争を機に棚上げ状態が続いていた。10月の世界会議で話し合われる予定はないが、まずは担当官級の会議で各国の意思確認をしていく。
委員会の報道担当は「国際協調の機運が高まっている今こそ、統一通貨の存在が求められている。慎重かつ迅速なマークルベルの創設を目指す」と述べた。
・旧北側諸国物資不足でインフレ生かせず 支援的投資策の開発が急務
下げ止まりが報告されてもなお、ベル系諸国の経済危機は去っていない。ベルを取り扱う国家は旧北側系国家がほとんどであり、その多くは空上離脱を原因とする物資不足にあえいでいる。
輸出産業が盛んだった工業・農業・機械系国家ですら、インフレを生かせていない現状にあるのだ。
北側支援団体に多額の融資を続けているマークリー金融国の国家総裁トットー3世は自身の個人紙上で、
「現在は利益の最大化ではなく、公益の拡大に向けた投資をするべき時期だ。
しかし、こういった類の投資ノウハウがある投資家や支援組織はほとんどいない。
もし支援と利益回収を両立しうる優秀なプランを持っているものがいれば、私は個人・団体問わず融資を惜しまないつもりだ。」
と、支援的な側面を持つ投資策開発の必要性をコメントしている。