”不死の妻”に第二の夫か? 遺品から手記見つかる
”不死の医術師”レグナ・L・フレイバードが死去
大魔導士フレイバードの妻で”不死の医術師”としても知られるレグナ・L・フレイバード氏が、今年2月に亡くなっていたことが関係者からの発表で分かった。
レグナ氏の遺品の中からは、これまでに発表されなかった2番目の夫についての手記が見つかった。この手記には魔境大陸の南北戦争史の知られざる事実が記録されているようだ。
・不死の秘術解呪から8年 非魔法系人類の最高齢記録388歳で死去
レグナ・L・フレイバード氏は5612年に魔境大陸に生まれ、世界各地の戦場医術師として活躍した女性である。
不治病とされていた持病があったが、夫の大魔導士フレイバードから不死の秘術を受けて不老不死の体を得た。
王滅運動、魔境大陸の南北戦争、東部医師団の設立など、医術師として経験した歴史上の大事についてのノンフィクション小説を多数発表している。
8年前に個人紙上で「不死の秘術の解き方が分かった」と発表し、その後は医術師・作家ともに引退。余生を楽しんでいた。
レグナ氏は享年388歳となり、これは非魔法系人類の世界最高齢記録となる。
・50年代にノンフィクション小説「夫の思い出」がベストセラーに
レグナ氏と言えば5950年代のベストセラー「夫の思い出」が有名である。大魔導士フレイバードとの研究の日々や不死の秘術の回顧録は、世界中の注目を集めた。
しかし、今回見つかった手記はフレイバードについて書かれたものではない。これまで存在を噂されながらも一度も公の場に姿見せなかった”2番目の夫”について記されたものだという。
・2番目の夫 魔境大陸の南北戦争で知り合った男性か
手記を読んだ関係者によると、レグナ氏の2番目の夫は魔境大陸の南北戦争時代に出会った男性の可能性が高い。レグナ氏は魔境帝国の軍医として従軍経験があり、その際に知り合ったのではないかとのことだ。
レグナ氏の作家プロダクション「L&Fプロダクション」は「未発表の記録はすべて発表してよいが、事実と異なる内容を流布してはいけない」という故人の遺言に従い、手記の公表を視野に分析をすすめている。
葬儀・お別れの会について
レグナ氏の葬儀は故人の意向により、近しい人々のみですでに執り行われた。
東部医師団とLFプロは一般向けに、お別れの会を合同開催する予定である。開催日時は未定で、LFプロのテリピンチャンネルにて予告される。
L&Fプロダクション テリピンコード:6658LFpro(MS共通コード変換を要する)