世界地図
青く塗られている部分は6000年現在、海没した大陸である。
地理 用語集
大陸海没 たいりくかいぼつ | 5990年代より始まった、北側大陸の大規模災害。大陸の地盤が崩壊し、海底に沈む現象である。 地震や津波と共に一気に海没することを、急性大陸海没という。1年~5年の時間をかけて徐々に海没していくことは、遷延性大陸海没という。 |
北側諸国連合 きたがわしょこくれんごう | 北側大陸に位置する国家の連合体。かつては世界の半分が所属していた。 5700年代の終わりに中央政府が成立。思想国家制を採用し、分担経済・適正産業の方針が特徴である。 北側大陸を200年ものあいだ盤石の体制で治めたが、南海諸島国家同盟(SSIA)への侵攻をきっかけに南北大陸間戦争に突入。 戦争の途中、突如として大規模な大陸海没に見舞われ国土が崩壊。5998年に連合体協定を解消し、中央政府は離散した。 |
ソーシング連邦 そーしんぐれんぽう | 海没した旧北側諸国連合に所属していた国家群。北側諸国の東側に位置する。 思想国家制を取り、領土は小国に分割されている。数百の思想国家を中央政府がまとめ、経済や産業の成果を分配した。 それぞれの小国の法制度は国家の採用する思想ごとに大きく異なる。しかし、近現代的な制度設計で国家を運営する点では共通している。 |
聖剣教国 せいけんきょうこく | 北側諸国連合の西側に位置する国家群。 ソーシング連邦と同じく思想国家制度を取るが、すべての国が聖剣教を信仰。聖剣教の教えをベースとした道徳観を緩やかに共有する。 それぞれの小国の国土は「聖剣教が有する領地を貸与されたもの」とされている。そのため、各国は聖剣教に対して納税義務を負う。 封建的な制度を採用する国が多く、近代以前の国家運営が基本である。 |
北方諸島 ほっぽうしょとう | 北側諸国連合に所属していた国々の中で、唯一海没を免れた地域。古来より独特の巫女文化が根付き、北側諸国としては珍しく高名な魔法使いを輩出してきた。 北側諸国に属しながらも思想国家制度から外れて自治権を守り、昔ながらの国家運営を続けている。 |
神庭島 じんていじま | 自然神教の神々が住まう、世界最小の大陸。島主は始祖神。始祖神が帰天中は、代理で七神の誰かが務める。 島内には神領と人領があり、人と神々は住まう地を分けつつ共存している。 自然神教の人々にとっては聖地。 |
東部地区 とうぶちく | 世界の東端にある人工の巨大島。すべての国家に所属せず、知識人・職人・専門職で組織されたプロフェッショナル自治区。 世界一水準の軍事・医療・研究施設を有するが、一切の戦争に加担しないルールを遵守。国土の拡大も行わない。 全ての地域からの出身者を受け入れているが、居住には研究審査と研究協力誓約書へのサインが必要である。 |
南海諸島同盟国家群 なんかいしょとうどうめいこっかぐん | 魔境帝国大陸の西側に位置する島々。南側諸国に強い帰属意識を持つ。 各島にはそれぞれ固有の王国や国家が存在し、外交や防衛について協力し合っている。5980年代にはSSIA(南海諸島同盟国家群)を組織した。 率直な性格の人が多く、領海を接する東部地区・魔境帝国と友好関係を築いている。 |
魔境大陸(帝国) まきょうたいりく | 魔境帝国が統治する南方の大陸。単一国家が統治する大陸としては世界最大。北側大陸が海没したため、現在は世界最大の大陸である。 大陸全土が強力な魔力に覆われており、人類が住める場所は広大な国土に比して少ない。 魔法資源が豊富で、魔法産業も盛ん。 南北大陸間戦争では南側諸国のリーダー的存在だった。現在は北側諸国難民の救済にリーダーシップを発揮している。 |
東魔法大陸 ひがしまほうたいりく 西魔法大陸 にしまほうたいりく | 世界の南西に位置する東西に分割された大陸。双子の大陸とも呼ばれる。 4つの魔法王国が存在し、魔法使い人口が突出して多い。 5600年代には魔女狩りが横行するなど後ろ暗い時代もあったが、現在は古き良き魔法社会の面影を残す王国群として安定している。 魔法使いを育成するための優れた教育機関を多数有し、世界中から魔法使いが集まってくる。 |
アートン興行国 あーとんこうぎょうこく | 旧北側諸国の空上国家。国民がすべてエンターテインメントに携わる、単一思想国家。 北側諸国の中でいち早く空上離脱を決め、遊園地建設を続けていた。来年の春、いよいよ巨大遊園地国家としてオープン予定である。 |